オーストリアには海がない

オーストリア在住のオーストリアブログです。ドイツ語は喋れない。観光もそんなにしない。猫と旦那が居ればもうなんでもいい。

キュレーションメディアなんて信じない方がマシ

ニュースをパパパーッとチェックしていたら、

WELQという健康系キュレーションメディアがなんかどうやら問題起きているらしい。

ということを知る。

 

なんだ?

と思ってWELQを除いても、

これからは記事の内容の信憑性の確認がどうのとか、

専門機関への内容調査依頼的なことがなんとかとか、

ふわーっと

改善するね!

みたいな事がお知らせに書いてあっただけだった。

 

何があったのか非常に気になる。

Google先生

 

先生が導いてくれた一つの記事。

https://www.buzzfeed.com/keigoisashi/welq-01?utm_term=.lrMP8vl8M#.bhMObP1b3

タイトルは、

無責任な医療情報、大量生産の闇 その記事信頼できますか?

お!

と思った。

 

この記事によると、

WELQの一部?の記事は、

専門家以外のライターがウェブから拾った寄せ集めの情報を加工して発信しているものがあること

SEO対策ばっちりだからそんな記事が常に検索上位に出ること

そんな問題がちらほら?かなり?あるらしい。

 

そこで我思う。

あ、私キュレーションメディアのライターだったじゃん

と。

 

ひ!

 

 

キュレーションメディアのライターなんて、

ほとんどが現代版内職なわけで、

一つの記事に対する単価なんて1000円もらえればいい方。

下手すると300円なんてものもある。

プロのライターがこんな仕事引き受けるわけもなく、

専門家なんてもってのほか。

専門家が暇つぶしの慈善事業でタダでキュレーションメディアに執筆するのか?

それもありえないと思う。

 

というのも、

キュレーションメディアの記事はSEO対策ありき。

一つの記事の文字数やら、

キーワードの数、

キーワード挿入数、

画像枚数、

他のサイトからの引用数、

見出しの数、

などなど

すごーーーーーく細かく決まっている。

なのに記事の内容は(信憑性の部分)ほぼチェックなし。

 

 

また、キュレーションメディアはキーワードありきで記事を書いていく。

このキーワードというのが厄介で、

メディア本体が決めたキーワード、

健康系なら例えば、

ココナッツオイルの記事を書くとなると、

ココナッツオイル×美容×おすすめ

ココナッツオイル×健康×効果

ココナッツオイル×飲む×健康

などなど、

たまに は? となる組み合わせまで無限にある。

こんなキーワード一覧から、

内職のライターさんたちが自分たちでピックアップして書いていく。

 

ただ書くと言ってもほとんどがどこかのサイトから拾ってくる。

リライトというやつ。

なぜかと言うと、

知識や経験が無くても提示されたキーワードの記事を書いてしまうから。

だってたくさん書かないとお金にならないから。

 

だいたいどのキュレーションメディアも、

一記事いくら

という単価はあるものの、

一記事単価では支払ってくれない。

大抵が20記事前後書かないと報酬を受け取れない。

ノルマに近いのか。

 

ここでちょっと考えて欲しい、

例えばダイエット法、

みんな20通りも知っているのか?

例えば旅行先、

みんな20都市以上行ったことがあるのか?

 

20はもしかしたらあるかもしれない。

でも毎月稼ぐとなると、

1年間で240もの事柄を知っている必要がある。

(まぁ組み合わせ次第なので、例えば旅行先なら、オーストリア×夏×おすすめ、この春夏秋冬バージョンがあるから、一概に240の都市を知っている必要はない。)

 

そして困ったことに、

キュレーションメディアのライターさんはどこのメディアも相当数いる。

書きやすかったりその時に話題性のあるキーワードはすぐに誰かが書いてします。

キーワード争奪戦勃発。

記事数を稼ぎにいくと、

何が何だかわからない記事も書くことになる。

 

 

何が何だかわからない記事、

ライターさんたちも、

これはどうなんだろうか?

と最初は思うに違いない。

記事を書き終わるとメディア側のチェックが入る。

チェック項目は、

キーワード挿入数(タイトル、見出し、本文)

文字数

画像(引用可能なものかどうかとサイズなど)

引用数

そして語尾

それだけ。

 記事の内容部分には一切チェックが入らない。

だからライターさんたちも、

あぁこんなもんなのか

で記事を公にする。

内容の信憑性なんて無くても、

実際知らなくても、

メディア本部から記事にOKが出るから、

ライターさんはだんだん感覚が麻痺してくる。

知らなくてもウェブから拾えば問題ないと。

 

 

ここからが私の体験談と反省。

 

私は旅行系のキュレーションメディアでライターをしていたことがある。

主に海外の記事を書いていた。

行ったことがある場所の記事なんて5%くらい。

あとはトリップアドバイザー頼り。

行ったことも聞いたこともない国や街のことまで書いたことがある。

泊まったことのないホテルや、

食べたことのないレストラン、

見たこともない景色を、

それはまぁ無責任に

素敵です!

なんて書いていた。

 

1本だけ全部自分が行ったレストランの記事を書いたことがある。

その記事はとても人気があって、

やっぱりわかる人にはわかるらしい。

温度差的な何かが。

 

それでもやっぱり無責任なウェブから拾い集めました記事も色んな人に見られていて、

こんな記事参考にされて旅立たれたらいたたまれない。

消せるもんなら消したい。

 

 

WELQの件で、

私はもう二度とキュレーションメディアのライターなんてやるものかと思った。

私だってキュレーションメディアの被害者でもあるからね!

…塩シャンプーめ!

(詳しくは過去記事をご参考ください。キュレーションメディアの塩シャンプーで頭皮改善!どころか通院する羽目になるの巻。)

 

本当にキュレーションメディア恐ろしや。

私の記事を片手に旅に出た人がいたら本当にごめんなさい。

m(_ _)m